きょう10日、台風周辺の湿った空気の影響で前線が活発化。関東は広く本降りの雨。局地的には道路が川のようになるほど激しく降る。沿岸部では雨に加えて風も強まる。
午前を中心に 激しい雨の降る所も
きょう10日は、本州の南にある台風14号が次第に東よりに進み、伊豆諸島に近づいてくるでしょう。伊豆諸島では、すでに3日ほど雨が続いており、降り始めからの雨の量が500ミリを超えている所があります。これからあすにかけて台風に伴う発達した雨雲がかかるため、土砂災害の危険が高まるおそれがあります。暴風や高波にも警戒が必要です。 伊豆諸島を除く関東各地は、これまでの予想よりも台風が離れて進むため、大荒れの天気にはならないでしょう。
ただ、台風周辺の湿った空気の影響で一日を通して雨で、午前を中心に、道路が川のようになるほど激しく降る所もありそうです。沿岸部では、すでに風がやや強く吹いており、今夜からあすの未明にかけては、傘が煽られてしまうほどの強い風の吹く所があるでしょう。なお、高速道路や橋の上では、雨で路面が滑りやすいうえに横風に流される感覚が強くなりますので、車は、いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
また、関東沿岸の海域は、シケの状態が続きそうです。うねりを伴っているため、予想を上回るような高い波が急に押し寄せるおそれがあります。海岸付近に近づくのは、大変危険です。
気温上がらず きょうも上着が欠かせない
気温は朝からあまり上がらないでしょう。20度に届かない所がほとんどです。各地、雨が続いて、冷たい北よりの風が吹くので、体感温度はさらに低くなるでしょう。きょうも、ジャケットなどの上着が欠かせない一日となりそうです。
日本気象協会 本社 戸田 よしか
Source : 国内 – Yahoo!ニュース